Adobe Acrobatの PDFエクスペリエンス

  • Microsoft EdgeにAcrobat のPDFテクノロジーを組み込むことで、WindowsユーザーのPDF利用体験を向上し、さらなる価値をシームレスに提供
  • Microsoft EdgeにおけるAcrobatの PDFテクノロジーは、2023年3月からすべてのWindows 10と11のユーザーに提供し、管理対象デバイスを持つ組織にはオプトインのオプションを提供予定
  • アドビとマイクロソフトが、クラス最高峰のワークフローの現代化と統合を支援し、デジタルワークに変革をもたらすという共通の使命を実現

※当資料は、2023年2月8日に米国本社から発表されたプレスリリース( https://news.adobe.com/news/news-details/2023/Adobe-and-Microsoft-Bring-Industry-Leading-Acrobat-PDF-Experience-to-1.4-Billion-Windows-Users-Through-Microsoft-Edge/ )の抄訳です。

【2023年2月9日】

 アドビ(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)とマイクロソフト(Nasdaq: MSFT)(以下マイクロソフト)は本日、Adobe AcrobatのPDF機能を14億人以上のMicrosoft WindowsユーザーのMicrosoft Edgeに提供することで、デジタルワークと生活の未来を変革するための次のステップに踏み出したことを発表しました。

 両社は、Microsoft Edgeに内蔵されたPDFリーダーにAdobe AcrobatのPDFエンジンを搭載し、ユーザーが期待するPDFエクスペリエンスと価値を向上させます。これによって、より正確な色とグラフィックによる忠実度の向上、性能の改善、PDFの取り扱いに関する強力なセキュリティ( https://microsoftedge.github.io/edgevr/ )、より優れた文字選択と音声読み上げを含むアクセシビリティの向上など、唯一無二のPDFエクスペリエンスを実現することが可能になります。これらの機能は、引き続き無償で提供されます。

 マイクロソフトのModern Work 担当コーポレートバイスプレジデントであるジャレッド スパタロウ(Jared Spataro)は次のように述べています。
「アドビとマイクロソフトが協力することは、生産性向上とお客様にとって良いことです。アドビのPDF技術がMicrosoft Edgeに搭載されることで、ユーザーは重要なデジタル文書機能に迅速かつ安全にアクセスできるようになります。」

 アドビのシニア バイス プレジデント兼ジェネラル マネージャーであるアシュレイ スティル(Ashley Still)は次のように述べています。
「PDFは自動化とコラボレーションがかつてないほど重要になった世界において、生産性を加速させる、現代のビジネスに不可欠なものです。アドビとマイクロソフトは、世界標準のPDFエクスペリエンスをMicrosoft Edgeと全世界の10億人を超えるWindowsユーザーに提供することで、生産性における両社の伝統と専門性を活かし、現代的で安全、そしてつながりのある仕事と生活を実現するための重要な一歩を踏み出しました。」

 文字や画像の編集、PDFの他のファイル形式への変換、ファイルの結合など、より高度なデジタル文書機能を求めるユーザーは、Adobe Acrobatのサブスクリプション版を購入することで、ブラウザーの拡張機能によりMicrosoft Edgeから直接これらの機能を利用することも可能です。すでにAdobe Acrobatのサブスクリプション版を利用しているMicrosoft Edgeユーザーは、追加料金なしでEdge内でAcrobat拡張機能を使用することができます。

 デジタル変革の時代において、webブラウザーは、人々がコラボレーションを行い、情報を共有し、クラウド上で仕事を成し遂げる場所となっています。世界中のユーザーが、web、モバイル、デスクトップ上で何兆ものPDFファイルを操作しています。Microsoft EdgeのPDFエクスペリエンスを支えるAdobe Acrobatの機能により、Windows 10およびWindows 11ユーザーは、改めてアプリケーションをダウンロードしたり切り替えたりすることなく、Microsoft Edgeのwebブラウザーでアドビが誇る最高水準のPDF機能を使用することができます。

段階的展開

 管理対象デバイスを持つ組織のニーズに対応するため、Adobe Acrobat PDFレンダリングエンジン機能を搭載したMicrosoft Edge内蔵のPDFリーダーへの移行は段階的に行われ、管理対象デバイスには最初にオプトインのオプションが設定されます。レガシーエンジンを搭載したMicrosoft EdgeのPDFソリューションは、2024年3月に廃止を予定しています。詳しくは、こちら( https://www.microsoft.com/ja-jp/edge/business?form=MA13FJ )をご覧ください。

 今回の発表は、アドビが業界をリードするPDF、電子署名、文書自動化ツールをマイクロソフトのユーザーに直接提供することで、デジタルワークと生活を変革するアドビとマイクロソフトの継続的なイニシアチブの一環です。Microsoft 365、Microsoft Teams、SharePointなど、マイクロソフトの各ソリューションにおけるアドビのPDFと電子署名の統合はすでに包括的に行われていますが、Microsoft EdgeにおけるこのPDFエクスペリエンスは、それに続くものです。これは、人々がデジタルワークと生活において、継続的な革新、効率性、生産性をもたらすという、我々の共通の旅路における新たな一歩です。

アドビについて

 アドビは、 「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、 3つのクラウドソリューションで、 優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。 Creative Cloudは、 写真、 デザイン、 ビデオ、 web、 UXなどのための20以上のデスクトップアプリやモバイルアプリ、 サービスを提供しています。 Document Cloudでは、 デジタル文書の作成、 編集、 共有、 スキャン、 署名が簡単にでき、 デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。 Experience Clouは、 コンテンツ管理、 パーソナライゼーション、 データ分析、 コマースに対し、 顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。 これら製品、 サービスの多くで、 アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Senseiを活用しています。